音楽歴、受賞歴、音楽活動・経験などを教えてください。
• 2018年3月に中国上海にあるJZ Schoolで中国が誇るピアニスト黄 建怡氏に師事
• 2018年9月から洗足学園音楽大学ジャズコース教授蟻正行義に師事
• 洗足学園音楽大学在学中、ビッグバンド「しわしわーず」のピアニストとして大学の文化祭や、川越ジャズ、府中ジャズなどのイベン トに出演
• Yamaguchi Tomorou Quartetや自分のリーダーバンドをはじめ 様々な音楽企画に参加、東京を中心に活動中
現在はどのような内容について勉強・どのような分野で仕事をしているんですか?
開く楽器の奏法はもちろん、合奏に必要な技術についても勉強していま す。また、音楽全般についての理解力を深めています。現時点では ライブ活動が難しくなっている中、曲作りやアレンジを行っています。
どういう経緯で洗足学園音楽大学について知ったのですか?
第一印象はどのようなものでしたか?
洗足に通っている友達がいたので、その人を通して知りました。最初に来たのはジャズコースの定期演奏会を見るためです。 だいぶ前のことなので、残念ながらその時に受けた印象は覚えていません。洗足を選んだ理由として一番大きな理由は師事したい先生がいるからです。
入学前洗足のどの部分が気に入ったんですか?入学後や現在、その考えに変わりはありますか?
もしあるとしたら、何故ですか?
実は入学前は洗足の魅力についてよく知りませんでした。でも、学生によるライブを何回か見て、新鮮だなと思いました。入学後、自分もライブをやるようになって、「見る側」から「出演する側」になったわけです。出演する喜びやエックサイトメントがある一方、プレッシャーを感じる時もあります。
一つ音楽に関わる印象に残っている・忘れられない経験あるいは思い出を教えてください。
開く最近何度も経験した事ですが、自分より遥かに上手な人と一 緒に演奏すると、時々緊張の暇もなくなってしまう事です。なぜなら、今起こっている音楽に集中すればその音楽に入る事ができるが、緊張して音楽そのものに集中できなければ崩壊の道しか残されていないからです。
日本に留学するモチベーションはなんですか?留学を計画する途中、組織や会社などの助けを借りましたか?来日の過程はどのようなものでしたか?
開く僕は中国で大学を卒業しており、最初に大学院への進学という目的 で来日しました。2018年9月から洗足に入学するまでの間、都内の大学院で外国人研究生として在学し、専門は地域文化研究でした。大学院に入るためには、研究計画書を書いたり、TOEFLや日本語能力試験を受験したりしていろいろ準備しました。
入学前の音楽勉強の環境はどのようなものでしたか?学部の出身校はどちらですか?
主に指導を受けていた先生のお名前を教えてください。
子供の時から7年間ぐらいエレクトーンを習ったことがありますが、 中学生の頃にやめました。その後ずっと地元でバンド活動をやってきました。そして中国上海にある上海外国大学に入学し、日本語を専攻にしました。4年生になった時に授業がほとんどなくなり、再び音楽を真面目に勉強してみようという考えから、上海のJZ Schoolで本格的に音楽の勉強をはじめました。それをきっかけに上海で活躍するいろんな国からきたミュージシャンのことを知りました。
当時はどのように入試に備え、勉強したんですか?実技の練習はどのように行ったんですか?
僕の場合、理論はある程度知ってはいましたが、日本語で試験を受ける自信がないため、先輩から楽典の本を借りて復習しました。また、コードのアルペジオやスケールなど普段あまり練習していなかったので、実技試験のためにいっぱい練習しました。
入試前・入学前はどのように日本語を勉強しましたか?ぜひコツや勉強法を教えてください!
開く日本語専攻の大学時代を送りましたが、今でもうまく日本語を話せない時も普通にあります。自分の経験から言うと、あまり自分の「訛り」に執着しない方が良いのではないかと思います。言葉は意味を伝える不完全な道具にでしかありません。道具より、伝えたい意味の方を大切にした方がかえって話しやすくなるかもしれません。
あなたにとって音楽とはどういうものですか?小さい頃から音楽とはどういう関係でしたか?
洗足入学後変化はありましたか?
人々はそれぞれ大切に思うもの、あるいは失いたくないものがあると思います。僕の場合、それはたまたま音楽でした。音楽活動を続けることによって、この事実を再確認して、 はっきりさせてきました。小さい頃楽器を習ってはいたのですが、 十分な音楽教育だったというわけではありません。なので、今頑張るしかないと思っています。
音楽をどのようにこれからの人生の中で活かす予定でしょうか?
洗足で先生や先輩後輩を見て啓発を感じたことはありますか?
現時点では予定と言えるほどの計画はまだできていません。先生、 先輩、そして現場で色々な人を見て痛感したことは二つあります。 まず、自分の実力不足ということです。実力を上げるために、日々頑張っています。
そして、世の中に関心を持たず、音楽だけを考える 人になりたくないと思っています。
あなたに音楽は何かを与え、洗足は何かを与えましたか?
開く音楽が僕に何を与えたかではなく、今は僕が音楽に何を与えられるかを考えています。そのために個人練習したり、アンサンブルしたり、見学したりしています。洗足は良い環境を提供してくれたと思います。習いたい先生に師事できることは僕にとってとても大きいと思います。
同じ日本留学を考えている学生たち、及び入試に向けて準備をしている学生たちに一言をお願いします。
開くコロナの世の中なので、慎重に行動するのに越した事はないと思います。そして、人生の大事な決断を赤の他人に委ねて本当にいいのか考えてみてください。いろんな情報をご自分で集め、留学する価値は本当にあるかどうか冷静に判断してから行動した方が良いのではないでしょうか。洗足のジャズコースについて迷っている方は、一度ジャズコースの先生に相談してみたらどうでしょうか?
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