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音楽環境創造コースの授業『舞台照明研究2-1』を紹介します。

2023.01.30

今回は音楽環境創造コースの授業『舞台照明2-1』をご紹介します。
この日はパソコンのソフトを使ってそれぞれが考えてきた照明案を元に、学生の疑問点やアイデアを解決・共有していました。
常にコミュニケーションを取りながら授業が進んでいく様子が印象的でした。

 

この授業の担当教員である鈴木悟先生にお話を伺いました。

舞台照明研究 2 は 2 年次以降に履修可能で、舞台照明研究1のおさらいから照明図面の描き方・調光卓の使い方まで幅広い知識を習得することができます。実習(レッスン)では主に技術の習得をするのに対して、本授業では主に知識の習得をするために様々な参考書籍を利用して分かりやすく説明することを心掛けています。
また、光源(ハロゲン・LED など)について・照明機材及び設備(舞台上の吊り・置き機材、客席上の吊り機材など)について・色及び種板(カラーフィルターなど)について・電源及び信号線(容量計算など)について・安全管理(高所作業・消防申請など)について・会場スタッフや他セクションとのコミュニケーション及び資料の受け渡しについて・事前に用意する照明資料の作成について・照明プラン及び照明操作の方法について、通年を通して順を追って学んでいきます。
学ぶことは多岐に渡りますが、照明を主科選択していない学生を含めて多くの学生が履修している授業です。将来、照明ではなく制作・舞台監督・音響・配信を目指している学生も習得しておくべき知識を学ぶことができる音楽環境創造コースにとって最重要科目の一つです。安全第一で公演に携わる方々としっかりコミュニケーションが取れるスタッフの育成を目標としています。

 

またこの授業を履修している学生さんにもコメントをいただきました。

2年 豊田さん

舞台照明研究は文字の通り舞台照明の様々なことを学ぶことが出来ます。
この授業のいいところは実際の資料などを参考にしながら学べるので、リアリティがありとても分かりやすいです。学ぶことが多いのですが、わかりやすい順番で進めてくれるので焦らず学ぶこともできます。
更に先生が生徒を退屈させないようにといい感じのスパンでギャグを挟んできます(面白いかどうかはともかく)。そのおかげで楽しく授業を受けることができます!!

 

音楽環境創造コースでは、音響、照明、制作、配信のスタッフを目指して「音響&制作」「照明&制作」「音響&配信」のように、2つの分野を同時に学んで行くことが出来ます。声楽、声優アニメソング、バレエ、クラシック、ミュージカル、ロック・ポップスなど様々なジャンルのスタッフワークを学ぶことができるのは洗足学園ならではの特徴です。
洗足学園音楽大学には音楽環境創造を含めて18のコースがありますが、お互いに連携しながら新たな挑戦を続けています。コース間連携により舞台の出演やスタッフワークについて学生は在学中にたくさんの経験を積みながら表現力を磨いています。今後も様々な発表の場を用意し、プロフェッショナルな音楽家、舞踊家、音響、照明、制作、配信のスタッフ等の育成を目指してまいります。