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Orchestra with Drama

2025.10.07

8月31日(日)に声優アニメソングコース学生によるドラマとオーケストラの共演Orchestra with Dramaを前田ホールにて開催しました。多くのお客様にご来場いただきまして、ありがとうございました。

 

この公演は、「クラシック音楽に語りや芝居を取り入れ、音楽をよりドラマティックに演出するために声を活用する」というコンセプトです。まずは「オーケストラの音楽」が基本です。言葉を持たないオーケストラの音楽に「言葉の演奏者」として寄り添いたかったのです。学生にこのような経験を提供できるのは、洗足学園音楽大学ならではの特色です。

 

公演名;Orchestra with Drama
日時;2025年8月31日(日)14:00開演(13:30開場)
会場;洗足学園 前田ホール
指揮:永峰大輔
演奏:洗足学園フィルハーモニーオーケストラ
出演:洗足学園声優アニメソングコース3年生
プログラム:
F.メンデルスゾーン/劇付随音楽「真夏の夜の夢」作品61

 

出演した学生2名にコメントをいただきました。

 

◆声優アニメソングコース 3年 加藤 杏美さん

「ロビン」という重要な役を任され、とても大きなプレッシャーを感じ、正直「私に務まるのかな」と心配でした。演技もまだ下手ですし、セリフを覚えるのも苦手ですが、任されたからには全力で取り組みました。しかし、本番前日までセリフを間違えたりしてしまい、焦りました。自分のセリフではない場面で、ほかの人の演技を邪魔しないように動くのもとても難しかったです。同期の仲間や先生方には迷惑をかけてしまった場面もありましたが、それ以上に、本当に楽しい貴重な体験になりました。

 

◆声優アニメソングコース 3年 沼野 充弘さん

楽しかったです。私の演じた役にも言えることですが、どの役もとても難しかったと思います。日常とはかけ離れた夢の世界。その世界にお客様を誘うにはまず自分たちをその世界に投影しなくてはいけません。ありのままでは無い世界で、ありのままの自分を出す。とても難しいことでしたが、皆ひとつになって本番には同じ世界でそれぞれの個性のままに役になって夢の世界に誘っていました。見に来ていただいた皆さんも楽しんで帰られていたようで、達成感がありました。

 

声優アニメソングコースは、アニメやゲームを中心とした日本のポップカルチャーシーンにおいて、声優やアニメソング歌手など、声のスペシャリストとして活躍できる人材を育てることを目標としています。それぞれの分野のプロフェッショナルによる音大ならではの「個人レッスン」と「充実の施設・設備」、数多くの本番と今回の公演のような他コースとのコラボレーションにより演技、ナレーション、歌、ダンス、コンテンツ制作などの多彩なカリキュラムの中しっかりと学ぶことで様々なニーズに応えることが出来るヴォイスアーティストを育成しています。

 

洗足学園音楽大学は、今後も今回の「Orchestra with Drama」のような発表の場をできる限り多く提供し、在学中に豊富なステージ経験を積みながら表現力を磨くことで、学生が夢に近づけるように全面的なバックアップをしていきます。