12月19日(金)に、セルジオ・カロリーノ客員教授による特別レッスンをテューバ専攻の学部生5名が受講しました。
カロリーノ先生は、ポルト国立交響楽団首席テューバ奏者であり、今最も注目を集めるテューバ奏者の一人です。
各学生への的確なアドバイスと丁寧なご指導により、表現の幅がいっそう広がり、学生達の演奏がレッスンの間に目に見えて変わっていきました。なお、特別レッスンの伴奏は橋本礼奈様、通訳は木村圭太様にご対応いただきました。
管楽器コース テューバ専攻4年の山本大雅さんにコメントをいただきました。
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セルジオ・カロリーノ先生は中学生の時から私の憧れでした。
優れた歌心とそれを余すことなく表現する技巧。
様々なジャンルの音楽を上手く演奏出来る程の音楽性。どれをとっても素晴らしく、彼の演奏は私を大いに奮い立たせ、この洗足学園音楽大学まで連れて来てくれました。
セルジオ先生との時間はまるで一瞬に感じました。まず私が演奏し、その後軽い問答。『今の演奏をどう思ったか?』、『自分の演奏は好きか?』などの対話を挟み次の段階へ。
曲の音楽的な運び方、歌い方などを時には吹いて見せ、歌って見せ、指揮を振るなど、あらゆる方法で『音楽』を教えてくれました。
レッスンの中で教えてくれた『楽器から離れて音楽を考える』というのは彼のセンスを体現している言葉だと感じました。
楽器が無くとも音楽を表現し、そこに楽器をプラスするだけ。『テューバ吹き』ではなく『偉大な音楽家』になるにはどうしたら良いのか、というのをセルジオ先生の素晴らしいテューバの音色だけでなく身振り手振りが、その口が紡ぐ言葉が、歌の旋律が教えてくれました。
セルジオ・カロリーノ先生のマスタークラスは私の音楽人生───セルジオ先生や私の師事している次田心平先生に比べればちっぽけな長さのものですが───その中で最も素晴らしい時間と言えるものでした。音楽の歌い方、流れ、共演者とどうアンサンブルするか?、など音楽家としてどう生きるのかを、ここでは記しきれないほど沢山学びました。
セルジオ先生、ピアノを弾いて下さった橋本礼奈さん、通訳の木村圭太先生、この場を用意して下さったヤマハの方、次田先生、当日駆け付けて下さった先生方、共に受講した同期や後輩、聴講してくれた仲間たち、全てに感謝します。
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洗足学園音楽大学管楽器コースでは、国内外で活躍されている演奏家による実技レッスンによる基礎力と演奏技術の習得を目指しています。また、洗足ならではの多彩な合奏授業に参加し演奏経験を積み重ねています。さらに、今回のような特別レッスンの講師として世界で活躍されている演奏家の方々を講師としてお招きし、学生が表現力をより一層磨いていくための教育体制を構築しています。