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洗足ウインド・シンフォニー演奏会

2025.12.09

11月16日(日)に、洗足ウインド・シンフォニー演奏会を前田ホールにて開催しました。多くのお客様のご来場、誠にありがとうございました。

 

公演名:洗足ウインド・シンフォニー演奏会
日時:2025年11月16日(日)14:00開演(13:30開場)
会場:洗足学園 前田ホール
指揮:ジェリー・ジャンキン
演奏:洗足ウインド・シンフォニー
プログラム:
レナード・バーンスタイン (クレア・グランドマン編曲)/キャンディード序曲
アラム・ハチャトゥリアン (ヤッコ・ネフス編曲)/バレエ音楽「スパルタクス」 組曲第2番より “スパルタクスとフリーギアのアダージョ”
マイケル・マーティン/ロンターノ
ジョン・ウィリアムズ (ポール・ラベンダー編曲)/映画「ジュラシック・パーク」テーマ
ジョン・ウィリアムズ (カルヴィン・カスター編曲)/映画「シンドラーのリスト」テーマ
ジョン・ウィリアムズ/映画「スター・ウォーズ」より
 ・小惑星の原野 (ポール・ラベンダー編曲)
 ・王座の間とエンドタイトル (ライアン・ナウリン編曲)

 

洗足ウインド ・シンフォニーは、洗足学園音楽大学の吹奏楽のフラッグシップ・バンドです。テキサス大学オースティン校のバトラー音楽学校教授でオースティン校のウインド・アンサンブルの指揮者・バンドディレクターのジェリー・ジャンキン先生の指揮のもと、洗足ウインド・シンフォニーは、若さあふれる見事なサウンドを前田ホールで披露しました。

 

4年生のクラリネットの猪飼優来さんにコメントをいただきました。

今回の洗足ウインド・シンフォニー演奏会でクラリネットを演奏いたしました、4年生の猪飼優来と申します。
まずは、この演奏会のために日本に来てくださったジェリー・ジャンキン先生、常に私たちを導いてくださる池上先生や、滝澤先生、授業でご出講いただいた先生方、演奏補助の方々はもちろん、演奏会に足を運んでくださったお客様、普段から演奏活動を支えてくださる大学ご関係者の皆様や保護者の皆様に心より感謝申し上げます。

今回の演奏会では、演奏していた全員が本番ならではの集中力や緊張感を共有し、練習のときからは考えられないくらいの素晴らしい演奏ができた、と感じております。
演奏会前日の練習でジェリー・ジャンキン先生から、「曲のことを評価するのは、演奏会をやり終えて自分がどう感じたか、お客様の反応はどうだったかを見てから判断しても遅くない」といった内容のお話がありました。
その言葉の意味をはっきりと理解できた演奏会でしたし、今までの演奏会で感じていた達成感が言語化されたような感覚でした。

3年間この授業を履修し、吹奏楽に限らず合奏において、指揮に合わせるだけではなく自分たちでアンサンブルをすることの大切さ、全員で音楽をすることの難しさ、そして何よりも「楽しさ」を何度も実感し学ぶことができました。

また、ポップスばかりの公演や、普通はあり得ないくらい重い曲ばかりの公演、絶対音楽ばかりの公演などたくさんの演奏会をやり遂げ、ここでしかできなかった曲や楽譜を演奏し、ウインドでなければできなかった経験をたくさんさせていただきました。

改めまして、池上先生、滝澤先生、今までウインド・シンフォニーに関わってくださった皆様、本当にありがとうございました。

 

管楽器コースは、各専門楽器でソロと合奏における音楽の追求を行います。その指導にあたるのは世界で活躍する演奏家をはじめ、一流の指導陣です。カリキュラムの特色は、合奏系の授業と演奏会の本番が豊富にあることです。聴衆に対する責任と緊張感は、演奏家としての成長を最も効果的に導いてくれます。室内楽、オーケストラ、吹奏楽をはじめ様々なアンサンブルを通じて、ソリストとしての能力に加え、柔軟な表現力を身につけることができます。それらを学ぶことは、プロの音楽家としての資質を高めると共に、問題解決能力という、これからの社会に必要な「人間力」を養うことにもつながります。