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CHANEL 2022/23年 メティエダール コレクションの「スロー ショー」「ショー オープニング」にダンスコースの学生が出演しました。

2023.07.03

2022年12月にダカールで発表された CHANEL 2022/23年 メティエダール コレクションが日本を舞台に2023年6月1日(木)東京ビッグサイトで再演されました。

ダカールでも披露された振付師ディミトリ・シャンブラス氏による「スロー ショー(SLOW SHOW)」では、他大学の学生ダンサーたちと共に本学ダンスコースの学生19名が、アスファルト上でゆっくりと身体を動かしながらのパフォーマンスを披露しました。

学生達は、素晴らしいショーに出演することができ、とても貴重な経験をさせていただきました。今回出演した学生のコメントです。

【2年 永倉アクア愛】

まず、このような貴重な体験をさせて頂き本当にありがとうございました。

実際ワークショップからショー本番まで1週間ほどしか無かったにもかかわらず、その1週間はとても濃密で、多くのことを 学び吸収できたなと感じます。また、ファッションとダンスの融合という新しい世界も見て、体感できたのはとても貴重な経験でした。

一言にダンサーと言っても様々なお仕事がありますし、日頃 からダンサーとは何なのかと考えることがありますが、こういった他の芸術と合わさりクリエイティブすることが出来るというのを実際に体感して、ダンサーとしての視野を広げることが出来ました。

ファッションショーの照明や音楽、モデルの方々のウォーキングや表情、細部までこだわるスタイリストの方々の様子など、とても勉強になりました。

ワークショップから当日まで、大きな素晴らしいショーに関わらせていただいていると思ってはいたのですが、終わってから数日経ち、更に本当にすごいことだったのだ、貴重な時間だったのだと実感しています。

改めてこのような機会を下さり、本当にありがとうございました。

 

【2年 森崎結香】

この度はCHANELのショーに出演する機会を与えて下さり、誠にありがとうございました。

世界中の誰もが知っていると言っても過言では無い「CHANEL」のショーに、まさかダンスを通じて関わらせて頂けたと思うと、今でも夢なのではないかと思ってしまいます。本当に大変嬉しかったです。 私は、今回の経験を通して学んだことがあります。それは、「自分の身体と向き合い、人と繋がること」です。例えば、ウォーミ ングアップとして曲線、直線などを意識して自由に身体を動かしてみ たり、即興で踊り、相手を見つけては絡んでみたり…などがありました。これらは、実際に自分で「こう動きたい」「誰かと身体を通して繋がったことにより自分も影響を受けて動く」こと(逆も然り)が求められ ると思います。私は常日頃から、自分という存在がありながら、あまり自分の身体について考えたり、相手を感じることをしていませんでした。その為、今回担当して下さったディミトリ先生やマリオン先生の ウォーミングアップに苦戦し、戸惑いや考え込んでしまう事が多かったです。しかし、回数を徐々に重ねていくにつれて、踊る時に少しずつ自分にどう動きたいか問いかけられるようになり、不安も無くなっていきました。この経験を元に、これからは自分をより深く知り、次は自分が相手に影響を与えられる存在になりたいと思いました。

また、上記に加え、私は「自分の個性を出す」ことの重要性について考えさせられました。例えば、CHANELファッションショーのモデルの方々の衣装や歩き方です。よく見てみると1人1人異なってい て、自分の個性があり、1つの色となっていました。それらはダンスも同様で、ジャンル問わず、色んな方々がいるからこそ美しく、成り立つものだと思います。

そう考えると、確かに今回のCHANELショーでは外部の方々と一緒に踊っている中でも、踊り方は異なりますが、ある意味それらがあることによって、より良い作品に仕上がっていった ように感じました。これからも、自分の個性を活かしつつ、いろんな 方々の個性を尊重し、時には取り入れながら踊っていきたいです。

今でも1日1日があっという間だったように思います。本当に貴重な経験となりました。改めまして、ご連絡して下さった先生方始め、ディミトリ先生やマリオン先生、お世話になったCHANELの皆さま、そして一緒に踊ったダンサーの皆さま、誠にありがとうございました。

 

また、6月2日(金)に開催されたトークイベント「CHANEL TALK」にも参加させていただきました。シャネル ファッション部門兼シャネルSASプレジテントのブルーノ・パブロフスキー氏、刺繍アトリエ「モンテックス」アーティスティックディレクターのAska Yamashitaさん、メゾンのアンバサダーで俳優のクリステン・スチュワートさん、宮沢氷魚さん、振付師のディミトリ・シャンブラスさん、セネガル人ラッパーのNIXさんなど世界のトップの方々の貴重なお話を伺い、学生達は新たな視点やヒントを得ることができたようです。トークセッションの後、前日のショーで発表された2022/23年 メティエダール コレクションを間近で見学させていただき、ショーへの出演を含めて大変貴重な経験をさせていただきました。

 

ダンスコースの学生は、第一線で活躍する講師陣の指導の下、様々なジャンルのダンスを幅広く学び、ダンスコースの公演や他コースとのコラボ企画に加えて、今回のCHANELのショーへの出演の他にも映画出演、川崎フロンターレの試合会場でのパフォーマンスなど多くのステージへの出演を通して専門技術を磨いています。音楽に満ち溢れた環境において、従来の動き中心のダンススキルに加え音楽センスも身に付け、将来活躍できるダンススペシャリストを育成していきます。


courtesy of CHANEL






courtesy of CHANEL