トピックス

ピアノコースの授業 『身体向上メソッド』を紹介します

2022.10.05

今回はピアノコースの授業『身体向上メソッド』をご紹介します。

夏休みが終わり、後期が始まって一か月が経とうとしています。
ピアノコースの学生さんも気持ちを切り替えて、真剣に授業を受けていました。

最初に、『身体向上メソッド』を担当されている恩田先生に授業について伺いました。

恩田 明香 先生
授業では『御木本メソッド』というピアノ奏法の学習法を基に、様々なテクニックや表現にふさわしい手指や腕、身体の適切な使い方やタッチを体験的に学びます。
自分の手とじっくり向き合い、手の特徴や構造上の問題を認識し奏法を見直すことで、演奏時に使えていない自分の弱点を発見し、トレーニングで改善していきます。
他の人の手や反応を客観的に見て学べることが授業の良さです。自分の手の可能性を信じてトレーニングを継続し機能的な手に育てながら、効果的な練習をすることによって、表現の幅をより一層広げてもらいたいと考えています。

また、実際に授業を受けていた学生さんにもお話を伺いました。

1年生 柳田さん
自分の体を知って、効果的なトレーニングを学び、多角的にピアノと向き合えることが好きです。高2から本格的に音楽を始めた私にとって、レッスン内容や、技術表現で戸惑うことも多いですが、授業を通して、できない原因を第三者的に考えて消化したり、私の知識の引き出しを増やす場になっていると感じています。トレーニングで、苦手な部分に進歩が感じられた時はとても嬉しいです。今後も、御木本メソッドのトレーニングを継続し、上達していきたいです。

授業では手の使い方を分かりやすく見せるためにカメラを使ってスクリーンに映し出したり、はかりを使って指の使い方を確認するなど様々な工夫が凝らされていました。

(感染症対策のため、学生さんの手に触れる際には必ず手指の消毒を行っています)