コース紹介

音楽大学で
メディアクリエイターを目指す。

映像作品は音楽や音響によって、より魅力的に彩られます。音楽大学の充実した環境で、様々な表現方法を学び、社会で活躍するクリエイターを目指します。

コースの特色

POINT1映像と音響の融合

本コースでは、企画やシナリオ設計から撮影や編集に至るまでの映像制作のワークフローを総合的に学ぶことができます。特に、映像制作に必要な音楽や音響について深く学べるところは本コースの特徴のひとつです。
洗足学園音楽大学はプロユースの設備が整っており、本コース専用に作られたMA スタジオは、劇場や音楽配信の空間オーディオ技術として注目されているDolby Atmos にも対応し、映画館のような臨場感のある音響と映像の融合を研究することができます。

POINT2充実したカリキュラム

「特殊機材研究」「色彩研究」「CG制作研究」の 3つの専門科目から授業を選択し、専門性を高めていくことができます。
授業は複数履修することも可能です。

1〜2年次映像・音響の基礎を学ぶ

映像制作に関する実技面に加えて、映像理論、アニメーション、そしてデザインなど多くの表現方法を学び、映像制作の基礎力を高めていきます。さらに、録音や音響に関するテクニックの修得や、企画力を高めるためのシナリオ設計を学ぶこともできます。
2年次から選択できる「WEB 制作研究」では、WEB 制作に必要な技術を基礎から学び、自らの映像作品を発信するためのテクニックを身に着けることができます。

3〜4年次専門性を追求

「特殊機材研究」「色彩研究」「CG 制作研究」の3つの専門科目から授業を選択し、専門性を高めていくことができます。例えば「特殊機材研究」ではレールやクレーン、カメラスライダー、さらにはドローンのような撮影機材を駆使して特殊な撮影効果を研究することができますが、これらの授業は複数履修することも可能で、学修を深めたい方向性に合わせてカリキュラムを自由に組むことができます。

学べること

映像/録音/立体音響/カラーグレーディング/3DCG/アニメーション/メディアデザイン/シナリオ設計/WEBプログラミング/プロデュース/コンサート収録/ソルフェージュ/和声学/音楽実技 など

POINT3音大ならではの学び

洗足学園音楽大学には管楽器やダンス、ミュージカルなど、多彩なコースがあり、ミュージックビデオやプロモーションビデオの制作をする機会に恵まれています。
また、各コースの成果発表として学内のコンサートホールで行われる公演の収録に「応用演奏会収録」という授業の一環として参加することができ、単位を得ることができます。

  • 多彩なコースとのコラボレーション

    洗足学園音楽大学には楽器演奏や作曲のほかに、ダンスやミュージカルなど多彩なコースがあり、演奏者、作曲者、役者などを学内で揃えることができます。他コースとコラボレーションすることで、より表現力豊かな映像作品を制作することができるでしょう。

  • 演奏会の映像収録

    各コースの成果発表として学内のコンサートホールで行われる公演の収録に「応用演奏会収録」という授業の一環として参加することで単位を得ることができます。カメラマン、スコアラー、スイッチャーに分かれ、協働しながら収録を行います。

  • 音楽の知識を深める

    音楽に関わる映像制作の現場では音楽の知識が求められます。洗足学園音楽大学には全コース対象の専門選択科目として「ソルフェージュ」や「音楽分析基礎講座」などの授業があり、楽譜の読み書きや楽曲分析を学ぶことができます。

  • 他コースの実技レッスン

    副科実技として他コースの実技レッスンを履修することで、楽器演奏や作曲を学ぶことができます。経験のない初心者でも履修することができ、「楽器演奏を習ってミュージシャンと映像クリエイターの両方を目指す」「作曲を習って自らの音楽を映像作品に活用する」といった音楽大学ならではの学びが期待できます。

教員からのメッセージ

江夏 由洋Yoshihiro Enatu

メディアアーツコースはとても新しいメソッドで音楽と映像の制作を学ぶことができます。音楽大学というキャンパスのため、横断的でかつ立体的なカリキュラムが準備されており、あらゆるミュージシャンやダンサー、声優、エンジニアの仲間とともに「メディアで表現をする」ための手法を学修できます。また、このコースのために新棟が建設されます。
4年間という充実した時間を通じて、最新の設備・機材環境は間違いなく世界で即戦力となる力へと導いてくれるはずです。

Profile

TBS(東京放送)に入社後、スポーツ局(現TBS スポーツ)に配属。スポーツニュース、スポーツ中継、スポーツ番組などの制作を行った。オリンピックをはじめとした、世界陸上、世界バレーなどの国際大会の中継制作だけでなく、スポーツドキュメンタリー番組のディレクターなども務めた。2008年に独立。兄弟で株式会社マリモレコーズを立ち上げ、ハイエンドのデジタルワークフローを使った映像・音楽のコンテンツ制作をスタート。

清水 昭夫Akio Shimizu

映像制作において楽譜を読む力が求められることがしばしばありますが、本学は音楽大学として多彩な授業が行われており、本コースの学生も履修可能です。「ソルフェージュ」のように音楽の基礎訓練を通して、あるいは「和声学」のように音楽を多角的に分析する力を高めることを通して、楽譜の読み書きを修得することができます。そのような学修の中で、演奏や作曲を学ぶ仲間との接点が生まれますが、多くの人とつながることで映像作品の可能性は大きく広がっていくでしょう。

Profile

作曲家。洗足オンラインスクール校長を務める。執筆責任を務める著書に『ネットで採点 和声学課題集Ⅰ~Ⅱ』(音楽之友社)がある。これまで、WEB 上での動的な音楽教育ソフトを数多く開発し、代表作に聴音RPG『失われた音問村』、リズム学習ソフト『りずむん』、和声学学修支援ソフト『和声の祭典』、読譜の学習ソフト『楽典ウォーズ3D』、そして対位法学修支援ソフト『地球の旋律線』があり、それらは洗足オンラインスクールで公開されている。

多彩な指導陣