田中 詩織 2021年度卒

洗足学園音楽大学音楽教育コースに在学中の私は、リコーダーアンサンブルや能、インド舞踊、合唱などの授業を通して、様々なジャンルの音楽に触れることができました。また、教職の授業に加え、1年生から模擬授業をする機会があったため、どのように話せば人に伝わるのか、常に話し方や言葉選びを研究しながら４年間を過ごせることができました。さらに、年に一度の定期演奏会では、３年生を中心に学生が主体となって演奏会の企画、運営が行われました。定期演奏会は複数の授業の成果発表として演目が組まれているため、各授業担当の先生方とのやり取りや、当日のタイムスケジュール・セッティング表の作成など、学生が役割を分担して演奏会に向けて準備をしていきます。開催日まで同期や先輩・後輩とコミュニケーションを取りながらコース全体で演奏会を作り上げることができたことはとても貴重な経験でした。振り返れば、音楽を学ぶことに加え、物事を多角的に考える力を養うことができたのも音楽教育コースの魅力の一つであったと実感します。
現在、私は本学演奏支援センターのスタッフとして働いています。業務を行う上で、学生時代に身に付けたコミュニケーション力や多角的に考える力は多いに役立っていると感じます。大学で学んだことを糧に、これからも自らの可能性を信じて、いろいろなことに挑戦していきたいと思っています。

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