メディアアーツコースは2024年に新設されたばかりの新しいコースです。昨年度は「メディア制作研究Ⅰ」という1年生の授業を取材させていただきました。今回は去年からさらにパワーアップした、2年生の授業の様子をお届けします。
この授業の担当教員である河谷英夫先生に、授業についてお話を伺いました。
河谷 英夫 先生 「メディア制作研究Ⅱ」は映像制作の実技的なところを学ぶことが出来る授業です。1ヶ月かけて1分のホラーを撮ったり、今は他のコースの学生に協力してもらいながらミュージックビデオを撮っています。後期には自分たちで書いた脚本を映像化する授業も実施予定です。学生には「映像制作論」など座学の授業で学んだことが、作りたいものに対して どう活かせるのか考えながら、実際の現場で必要なプロセスや現場で起こる事への対応力、またデスクワークの理論だけでは済まない範疇の”パッション” “グルーヴ” “ひらめき”などの感情を作ったり、捉えることも大事だと思っているので、そういった事をこの授業を通して学んで欲しいです。 たくさん場数を踏んで、成功も失敗も経験してステップアップしていって欲しいと思っています。 |
この授業を履修している学生さんにもコメントをいただきました。
荒井 千鶴 さん 実践的な授業なので、自分から率先して機材を準備したり、常に先のことを考えています。また、機材は触らないと上手くならないので「カメラやりたいです」と立候補したり、分からないことがあれば先生や詳しい友だちに聞いて積極的に授業に取り組んでいます。私は河谷先生が制作されたミュージックビデオを沢山見たのですが、この授業ではそのアイデアの種明かしを聞ける機会があります。先生のユーモアが大好きなので、アイデアのひらめき方や、どういう所からアイデアを持ってきたのかを聞けるのがとても楽しいです。1年生の時から「とりあえずやってみよう!」という気持ちは変わりませんが、分からないことが多かった1年生の時に比べて、今は知識・技術が身についてきているのでちゃんと意図して行動するようになりました。それが作品にも反映されていると良いなと思います。 |
映像作品は音楽や音響によって、より魅力的に彩られます。メディアアーツコースでは、「映像と音響の融合」「充実したカリキュラム」「音大ならではの学び」をテーマとして、社会で活躍するクリエイターを育成しています。
2025年度新たに第2期生も加わり、学生たちはより賑やかに、より楽しく、より充実した環境で映像作品を日々制作しています。