3月28日(金)ダンスコースの特別公演「#WE_ARE vol.4」を前田ホールにて開催しました。本公演は、洗足学園創立100周年を記念したスペシャルプログラムの一環として、GENERATIONSのパフォーマーでもありEXPG高等学院の学長でもある中務裕太氏による特別演出作品『True or Doubt』が披露され、大きな反響を呼びました。多くのお客様にご来場いただきまして、誠にありがとうございました。
この作品は、ダンスコースに入学した主人公が、入学後にオーディションを受け挫折や葛藤をしながらも、仲間と共に成長していく4年間の学生生活やダンスに対する思いを描いた、ストーリーのあるダンス作品です。4年生は最後の公演となり、先輩から後輩に引き継ぐ感動の本番となりました。
ジャズ&アメリカンミュージック“JAM”コース学生・卒業生の演奏、ゲストのヴォーカルによる「全曲生演奏」での公演をお楽しみいただきました。
出演した3名の方にコメントをいただきました。
4年 森崎結香さん(コンテンポラリーダンス専攻) 今回、私はダンスコース特別公演「#WE_ARE vol.4」に出演させていただきました。 「#WE_ARE」は他の公演とは異なり、生演奏で、かつ全ての作品にストーリーがある特別な舞台です。だからこそ、これまでとは違った新鮮さと特別感を感じながら挑むことができました。さらに、この公演は4年生にとって最後の舞台であり、私たち在校生にとっても一緒に踊る最後の機会でした。だからこそ、色々な想いを抱えながら、「このメンバーで最高の舞台にしたい、届けたい」と強く思って臨みました。 今回私は、主役を務めさせていただきました。ソロで踊る場面もあり、広い前田ホールの舞台でたった1人で踊ることに大きなプレッシャーを感じてしまう事が多かったです。「本当に自分でいいのだろうか」と不安になることもありました。ただ踊るだけでなく、シーンに合った表現や演技を求められたことで自分の思うように動けないもどかしさもあり、葛藤する日々でした。 それでも、日々の稽古の中で先生方の温かいアドバイスや、一緒に舞台をつくる仲間との関わりを通して多くの刺激を受け、支えられてきました。辛いときや不安なときも、みんながいてくれたからこそ乗り越えられたと思います。このメンバーで舞台に立てたことが本当に幸せでした。「WE_ARE」という作品の持つ力、偉大さを改めて感じました。 また今回は、GENERATIONSのパフォーマーでありEXPG高等学院の学長でもある中務裕太さんがレクチャーして下さり、『True or Doubt』を踊らせていただきました。直接大学まで教えに来てくださった事は、非常に貴重で新鮮な経験でした。普段踊ることのないジャンルで、ニュアンスの付け方や表現がとても難しく感じましたが、とても刺激的で勉強になりました。その場面を通じて、これまで関わる機会のなかった方々と一緒に踊ることができ、本当に嬉しかったです。 公演はあっという間に終わってしまい、舞台袖に戻った瞬間、達成感と同時に、終わってしまったことへの寂しさが込み上げてきました。それほどまでに、この舞台は自分にとってかけがえのない時間であり、宝物になったんだなと実感しました。 この経験を通して学んだこと、感じたことを、これからの自分のダンス人生にしっかりと活かしていきたいです。きっとこれからも、迷いや葛藤の中で踊ることが沢山あると思います。それでも私は、ダンスという表現を通じて、誰かの心に何かを届けられるようなダンサーでありたい。そして、これからも「ダンスとともに生きる」という気持ちを大切に歩んでいきたいと思います。 改めて、ダンスは私にとって最高のものであり、心から大好きな存在です。 「#WE_ARE vol.4」に関わってくださった全ての皆様に、心から感謝いたします。本当にありがとうございました。 |
4年 平間綾音さん(ストリートダンス専攻) ダンスコース特別公演「#WE_ARE Vol.4」に参加させていただき、たくさんの経験をさせていただきました。今回私にとっては2回目の参加で、1回目より出演する演目も増え、練習内容やメンタル面・体力面も見直すことが必要で改めて自分のダンスについて考えることができた期間でもありました。 私は今回の公演、「The Session」という演目でメインダンサーに選んでいただきました。みんなで踊るルーティンは決まっていましたが、バンドの音に合わせて即興で踊るのが多い演目だったのでどれだけ音を感じることができるかが不安の1つにありました。ピンスポットを浴びてドラムの演奏と1対1で踊るパートがあり、そこではドラムの方もどんなリズムを演奏してくるかわからなかったので、どうすれば自分らしさが出るのか本番前のゲネプロの時までずっと悩んでいました。悩んでいた分本番でもソロのパートに近づくにつれて不安と緊張に覆われていましたが、いざその時が来ると楽しくなって今までやってきた中では1番いいものが出たのではないかなと思っています。 そして今回は洗足学園創立100周年とEXPG高等学院との連携協定記念のスペシャルコラボとしてGENERATIONSのパフォーマーでありEXPG高等学院の学長でもある中務裕太さんが「True or Doubt」を直々にレクチャーしてくださいました。私はLDHに憧れてダンスを始めたので、このような形でLDH所属アーティストの方と関わることができたのはとても夢のような時間でした。リハーサルの時からとてもやさしく楽しく丁寧にご指導いただき、大人数の構成でしたがみんなでいい作品になるように団結して取り組めたと思います。本番は見に来ることができないと伺っていたのですが、当日お忙しい中急遽観に来てくださり気合いも入りましたし、何より終演後お会いできた時にとても笑顔でお言葉をいただけてとても安心したのを覚えています。 ダンスコースの数ある公演の中でも、この特別公演は学年の幅関係なく関わり団結してこそいいものを作ることができます。先輩・後輩・同期みんなで支え支えられ作り上げてきた約3ヶ月間は、とても濃く忘れられない思い出になりました。 今回の経験は今後の自分のダンスへ役立つと信じて踊り続けていこうと思います。 |
公演名:特別公演『#WE_ARE vol.4』
日時:2025年3月28日(金)18:30開演(18:00開場)
会場:洗足学園 前田ホール
出演:ダンスコース学生
[洗足学園創立100周年 スペシャルコラボナンバー《EXPG高等学院 連携協定記念》]
中務裕太 × 洗足学園音楽大学ダンスコース
『True or Doubt』
総合プロデュース/スペシャル講師:中務裕太(GENERATIONS/EXPG高等学院 学長)
振付:Macoto(Rht.)
[シンガー]
Zinee(ゲスト)
Kyte XDMNS(ゲスト)
[演奏]
寺久保伶矢 tp(卒)
伊藤ゆうすけ gt(卒)
窪田ひかり pf(卒)
江原バンディ悠紀 bs(卒)
窪田大志 dr(学3)
[監修]
前田 清実
[原演出]
TERARIE
[再演出]
YuuKi
[振付・指導]
コース統括責任者:井口 美穂
前田 清実 舘形 比呂一
岩﨑 多賀子 林 七重 平田 有美 藤森 瑞生 米島 史子 TERARIE TOMOMI YuuKi 河内 達弥 竹内 春美
〔スタッフ〕
音楽環境創造コース:
舞台監督:八木 清市 北林 勇人
照明:岡田 勇輔
音響:齋藤 粋生
音楽環境創造コース学生
音楽・音響デザインコース
メディアアーツコース
カメラマン:中村 紋子
アカデミックコーディネーター:やの ちえみ
ダンスコース助手:石川 まみ 井上 祐美子 渡邊 花鈴