コース紹介

コースの特色

世界の多様な音楽を探究し、新たな音楽の世界を創造する。


ワールドミュージックコースでは、20種類を超える多彩な楽器の実技レッスンが開講されます。
ひとつの楽器の奏法を研究していくことも、二つの実技を組み合わせて専門実技とする複専攻も可能という、みなさん各々の志向に合わせた学習ができるフレキシブルなコースです。
専攻の楽器についてばかりではなく、いわゆる「クラシック音楽」も含めた様々な音楽を理論的にも実践的にも学び、併せて作曲・録音系の勉強もできるようになっています。
本コースでの複合的な学習により、柔軟な発想力を養いどのような状況でも理想の音響を見つけ出し、自分らしい音楽表現ができるようになります。
このように洗足で過ごす4年間で、しっかりとした音楽の基礎力と豊かな表現力が身につきます。将来は演奏家、楽器の指導者、また幅広い知識と様々な経験を積んだ音楽教員*としても活動の場を広げ、多くの人々と音楽の素晴らしさを分かち合うことができます。
* 中学、高等学校の音楽教員免許の取得が可能です。

専門研究楽器一覧
  • 鍵盤楽器
    • オルガン
    • チェンバロ
    • アコーディオン
    • バンドネオン
  • 弦楽器
    • クラシックギター
    • フラメンコギター
    • マンドリン
    • リュート
    • フラットマンドリン
    • ドブロギター
    • バンジョー(5弦)
    • シタール
    • 二胡
    • ウード
    • ウクレレ
  • 管楽器
    • リコーダー
    • クロマティックハーモニカ
    • オカリナ
    • ケーナ
    • サンポーニャ
  • 打楽器
    • 中近東
    • ダラブッカ
    • レック
    • タール
    • 西アフリカ
    • ジェンベ
    • ジュンジュン
    •  
    • インド
    • タブラ
  • 電子楽器
    • モジュラーシンセサイザー
音楽に関わるあらゆる知識を身につける
実践的なカリキュラム
音楽大学ならではの実技レッスンの充実!
実践的なレッスンが可能

専門実技(主科)の他に副科実技を取ることができます。好きなレッスンを自由に選択することができますが、副科を主科へ関連づけることで、専門分野の理解がより深まり、実技のレベルアップにつながります。
これが音楽大学の学習環境の利点です。

主科(50分)+副科(20分)
  • 演奏系
    • ●室内楽研究
    • ●ワールドミュージック演奏論
    • ●即興演奏講座
    • ●器楽・歌曲伴奏法
    • ●初見視奏
    • ●管弦楽内ピアノ奏法研究
  • 理論系
    • ●ジャズハーモニー
    • ●和声学
    • ●作曲法・編曲法
    • ●対位法
  • 研究
    • ●ワールドミュージック概論
    • ●諸民族の音楽
    • ●楽器学
    • ●楽曲分析研究
    • ●卒業研究
  • 舞台系
    • ●舞台音楽論
    • ●舞台芸術概論
    • ●ミュージカル概論
  • 指導者育成(教員免許取得に係る科目)
    • ●教職ピアノ実習
    • ●指揮法
    • ●和楽器演習
    • ●声楽
    • ●教職合奏指導法
    • ●教職合唱指導法
    • * 中学、高等学校の音楽教員免許の取得が可能です。
  • 基礎能力
    • ●ソルフェージュ
    • ●音楽史
    • ●リズムパフォーマンス
    • ●音楽分析基礎講座
  • 録音系
    • ●Pro tools入門
    • ●サウンドエンジニアリング基礎理論
    • ●スタジオレコーディング演習
    • ●音響空間エレクトロニクス
    • ●録音技術研究
  • ※演奏家として専門技術を磨くだけにとどまらず、クラシック系の作・編曲、各種メディアを活用した創作や録音の学習を通して新しい演奏のスタイルに挑戦していきます。

  • 創作系
    • ●DAW演習Ⅰ
    • ●楽曲分析研究
    • ●Pro tools入門
    • ●20世紀の作曲技法
カリキュラムの選択例
マンドリン単専攻の場合

一緒に演奏する機会が多いので、ギター奏法だけでなく、アンサンブルをする上でのギタリストの視点からのアドバイスを得ることができます。

チェンバロ単専攻の場合

バロック時代、チェンバロ奏者はオルガン奏者でもありました。平行して勉強することで、通奏低音をはじめ、さまざまな鍵盤奏法が身につけられます。

シタール単専攻の場合

北インド音楽を勉強するのに理想的なレッスンの形です。旋法(ラーガ)とリズム理論(ターラ)に基礎をおく即興演奏方法を実践的に学ぶことができます。タブラのレッスンでさまざまなリズムの感覚をつかんでいきます。

バンジョー単専攻の場合

バンジョーの指弾きのコンセプトやオープンチューニング(調弦)の理解が深まります。また、本学のウクレレの教員はブルーズを基軸としたアメリカ音楽全般に精通しているので、アメリカ音楽のさまざまなフィールを得ることができます。

オルガン/作曲複専攻の場合
[ 複専攻では3つ履修が可能 ]

作曲のレッスンを加えることにより和声や対位法などバロック音楽に必須な知識、また現代的な音楽の解釈方法を履修できます。

複専攻とは?
フレキシブルな専攻設定が可能
一単専攻、複専攻

ワールドミュージックの楽器を集中して学ぶ単専攻(週1回50分のシングルレッスン)のほかに、異なるカテゴリーであれば30分+30分の専門実技としてのダブルレッスンが可能な複専攻があります。
「楽器もやっていきたいけれど、コンピューターを使った音楽にも興味がある」
「幼少からピアノを習っていて途中から楽器も始めた、どちらも続けたい」そういった人に対応しています。

カテゴリー
単専攻(主科レッスン50分)
ワールドミュージック専門研究楽器
複専攻(主科レッスン30分+30分)
※異なるカテゴリーより2つ選択
鍵盤楽器系
単専攻
複専攻
  • オルガン
  • チェンバロ
  • アコーディオン
  • バンドネオン

  • ワールドミュージック(鍵盤楽器)
  • ピアノ
  • ジャズ(ピアノ)
  • 電子オルガン
弦楽器系
単専攻
複専攻
  • クラシックギター
  • フラメンコギター
  • マンドリン
  • リュート
  • フラットマンドリン
  • ドブロギター
  • バンジョー(5弦)
  • シタール
  • 二胡
  • ウード
  • ウクレレ

  • ワールドミュージック(管楽器)
  • 管楽器(各楽器)
  • ジャズ(管楽器)
管楽器系
単専攻
複専攻
  • リコーダー
  • クロマティックハーモニカ
  • オカリナ
  • ケーナ
  • サンポーニャ

  • ワールドミュージック(弦楽器)
  • 弦楽器(各楽器)
  • ジャズ(弦楽器)
打楽器系
単専攻
複専攻
  • ダラブッカ
  • レック
  • タール
  • ジェンベ
  • ジュンジュン
  • タブラ

  • ワールドミュージック(打楽器)
  • 打楽器(各楽器)
  • ジャズ(打楽器)
作曲・
電子楽器系
単専攻
複専攻
  • モジュラーシンセサイザー

  • 作曲
  • 音楽・音響デザイン
声楽系
単専攻
複専攻

  • ヴォイストレーニング
    (声楽、ミュージカル、声優アニメソング)
現代邦楽系
単専攻
複専攻

  • 現代邦楽(各楽器)
卒業後

ワールドミュージックコースで専門の楽器、音楽の研鑽を積み、将来、演奏家、指導者として活躍していくことが、その楽器の未来を創っていくことになります。
まずは学校教育の現場や音楽教室等での活動。
子どもの頃から多彩な音楽に触れさせることは音楽好きな子どもの可能性を広げ、音楽の視野も広げます。
また教職課程を履修すれば、中学・高校の音楽教員免許の取得が可能です。
次に演奏家としての活動。大学で優れた先生方より学んだ演奏技術や音楽表現、多くの本番で高めた実践力、試演会でのプランニングの経験が活きてきます。
さらに留学。海外で音楽力をさらに磨きたい希望があれば、留学や海外での活動経験のある教員がアドバイス、サポートをします。
洗足で理論的、実践的に音楽を深く学び、自身の感性を豊かにして、演奏活動、音楽教育の両方で活躍していきましょう。

コース代表メッセージ

ワールドミュージック
コース
作曲/統括責任者
大江 千佳子 先生

 世界の様々な音楽、楽器を集めて専門的に勉強するという、今までにはない発想のもとに生まれたコースです。
 溢れるような音楽への情熱をもっている先生たちのもとで、様々な音楽のスタイルを学び、研鑽を重ね、自分の音楽の方向性をみつけていきます。ワールドミュージックコースの各ジャンルの先生と接していると、世界には自分の知らない音楽が山ほどあり、それぞれがとても魅力的であることがよくわかります。学生同士の交流でも同じような刺激を受けるでしょう。専門領域以外の音楽の知識や感覚も身につけることで、自身の感性を豊かにし、自分がどうありたいのかを再確認することにつながります。
 本コースのもう一つの特徴に、作曲・録音系の勉強も併せてできることがあげられます。伝統的な曲を勉強することと同時に制作の勉強をすることで、音楽の新たな可能性を探り、自分にしかできない音楽の世界が広がっていきます。
 みなさんの将来の目的や理想の実現につながるよう、私たちはサポートしていきます。

教員からのメッセージ

小日向 英俊 先生シタール

名前は知っているけれど、触ったことがない楽器がたくさんありますね。でも、めずらしい楽器を習う人はたくさんいます。また、ちょっとしたチャンスから、思いもよらない楽器を長年愛する人もいます。私もインドに音楽があることも知らなかったときがありましたが、授業で見たり来日演奏家の演奏に触れて、興味が沸いたのでした。ギターとも違うテクニックも、即興での演奏も最初は難しかったのですが、次第にできるようになりました。みなさんも、インド独特の旋律の作り方も学んで、きっとインド音楽を演奏できるようになります。

有田 純弘 先生バンジョー、フラットマンドリン、ドブロギター

世界の民族楽器や民族音楽の面白さは、様々なリズムやメロディを通して、それぞれの音楽が生まれた背景にある各国の歴史や文化をも知ることでしょう。私がバンジョーという楽器に興味を持ち、その奏法を追求するうちに、それが元々はアフリカからアメリカに渡った楽器であることや、世界の音楽はどこかで繋がっていて影響しあっていることを学びました。ワールド・ミュージック・コースで世界の楽器や音楽を深く知り、自分が長い音楽の歴史の一部であるという感覚を持つと、音楽表現への理解も深まると思います。

山下 Topo 洋平 先生ケーナ、サンポーニャ

この楽器の魅力は音色と表現力。基礎を身に着けることで唯一無二の美しい音色と素朴な楽器とは思えないほどの豊かな表現力が手に入ります。また、この楽器のルーツ、南米フォルクローレの本質は多種多様なリズムにあります。世界的にもほとんど知られていない魅力溢れるリズムたち。南米音楽を専門的にやりたい人はもちろん、総合的に音楽を作っていきたい人にも学ぶ価値のある音楽です。まだ誰にも知られていないに等しいリズム、ケーナやサンポーニャの音、これらは新しい魅力のある音楽を生み出せる可能性の宝庫です。是非この楽器、この音楽を一緒に学びましょう!

中根 康美 先生クラシックギター

美しい音色と、直接弦を爪弾くことで得られる繊細な表現力。レパートリーもルネサンスからクラシック、現代、ポピュラーまで。ギターは幅広い可能性を持っている、魅力ある楽器です。1952年制作の映画「禁じられた遊び」では経費節約の為にナルシソ・イエペスがギター1本で音楽を制作したところ大ヒット。ビートルズ、グループサウンズ、フォークの流行と共にギターブームとなりました。僕もその時代にギターを手にし、魅せられた一人です。

岡田 龍之介 先生チェンバロ

古楽器って博物館に陳列されている楽器?そのような楽器で演奏が出来るの?そんな疑問をお持ちの方も多いかと思います。いえいえ、言葉からイメージされる「古臭さ」とは裏腹に、古楽器を用いた演奏はむしろとても刺激的で現代的、一般に単調だと思われてきたバロック以前の音楽から、驚くほど新鮮で躍動感溢れる表現を引き出すことが出来ます。ここ数十年で古い時代の音楽、楽器などの研究が進んだことが背景にありますが、皆さんも是非この知られざる魅力に満ちた古楽の世界を体験してみませんか?

荻野 由美子 先生パイプオルガン

長い長い歴史を持つパイプオルガンですが、主にキリスト教会の中でミサや礼拝に用いられて発達しました。そのためキリスト教に関連する楽曲が多く、キリスト教徒が少ない日本ではパイプオルガンに出会える場所も人も限られていて親近感ワーストワンの楽器でした。ですが近年日本でもコンサートホールにパイプオルガンが設置されるようになって、ジャンルにとらわれない新しいオルガン音楽の世界が広がりつつあり、日本人作曲家による新曲も次々と生まれています。また昨今は欧米式の結婚式が一般的になり、結婚式場のチャペルでのオルガニストの需要も増えてきました。「一台でオーケストラ」とも言われるパイプオルガンは無限の可能性を持っています。洗足学園音楽大学では、パイプオルガンをワールドミュージックコースで学ぶことができます。このコースの特徴の一つである複専攻の制度を使って、作曲や編曲を並行して勉強することもできます。そして様々なジャンルの音楽や舞台芸術を学ぶ学生と交流ができる洗足ならではの環境を活かしてパイプオルガンの新しい可能性にトライしてみませんか?