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フルートオーケストラ 2025前期演奏会

2025.07.14

6月25日(水)に、前田ホールにてフルートオーケストラ 2025前期演奏会を開催しました。御来場いただいた皆様ありがとうございました。

 

公演名;フルートオーケストラ 2025前期演奏会
日時:2025年6月25日(水)18:30開演(18:00開場)
会場:洗足学園 前田ホール
指揮:瀬尾宗利
演奏:フルートオーケストラ履修生
プログラム:
A.リード(山田 良平 編曲) : エル・カミーノ・レアル ラテン・ファンタジー
M.アーノルド(岩岡 一志 編曲) : 管弦楽組曲「第六の幸福をもたらす宿」
W.A.モーツァルト(岩岡 一志 編曲) : フルート協奏曲 第2番 ニ長調 KV314
第1楽章 楠本 歩 第2楽章 松浦 実優 第3楽章 千田 悠乃
M.バーリット : ホワイト パインズ  ソロ マリンバと打楽器六重奏曲の為のソロ マリンバ 中川 健斗
R.ロジャース(松下 倫士 編曲)  : ミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」より
with Musical Course

 

フルートオーケストラは、ピッコロ、フルート、アルトフルート、バスフルート、コントラバスフルートの5種類のフルートと打楽器で構成されるオーケストラです。様々な作曲家の名曲や、オリジナル作品を学んでいます。今回はミュージカルコースとのコラボレーションでミュージカルの作品も演奏いたしました。
瀬尾宗利先生の指揮に導かれ学生たちは演奏を披露いたしました。

 

今回ソリストとして演奏いたしました、フルート専攻 楠本歩さん、打楽器専攻 中川健斗さん、今回コンサートミストレスを勤めました廣田麗さんから今回の演奏会のコメントです。

 

フルート専攻 3年 楠本歩さん

今回、モーツァルト作曲フルート協奏曲第2番で第1楽章のソリストを務めさせていただきました。フルートオーケストラの授業は初履修という事もあり、フルートオーケストラならではの響きに新しい発見が何度もありました。又、ソリストが成すべき役割について、深く考える期間になりました。このような貴重な機会をいただけた事、大変感謝申し上げます。

後期もこの授業でしか得られない学びを存分に吸収しながら、有意義なものにしていきたいと思います。

改めまして、ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。

 

打楽器専攻 3年 中川健斗さん

この度はフルートオーケストラ前期公演にお越しいただき、誠にありがとうございました。

私は今回の演奏会で初めて打楽器アンサンブルのソリストを務めさせていただきました。

ソロの部分はもちろん、どのように演奏したいかを考えたりアンサンブルの中での自分の役割を意識したりと、ソリストとして多くのことを学びました。

本番ではお客様との距離がとても近く緊張もありましたが、「自分の音楽を届けたい」という思いでなんとか最後まで演奏し切る事が出来ました。

このような貴重な経験をさせてくださったフルートオーケストラの先生方や関係者の皆さまに心より感謝申し上げます。

本当にありがとうございました。

 

コンサートミストレス 4年 廣田麗

今年のフルートオーケストラは、履修人数にも恵まれ、例年以上に充実した編成でのスタートとなりました。しかし、最高学年の4年生は9人と少なく、ほとんどのメンバーが1〜3年生と、初めてフルートオーケストラを履修した学生や特殊管に初めて触れる学生も多く、みんな最初は手探りの状態だったと思います。私自身も初めてコンサートミストレスという立場を務めさせていただき、「ちゃんと役割を果たせるかな…」と不安いっぱいのスタートでした。しかし、指揮者の瀬尾宗利先生をはじめ先生方の丁寧なご指導や、メンバーの前向きな姿勢に支えられて、少しずつ息の合った演奏が出来るようになり、本番ではしっかりと一体感のあるサウンドを届けることができたと感じております。

プログラム冒頭のA・リード《エル・カミーノ・レアル》では、全パートをフルートが担うことで吹奏楽の構成を根本から学び直し、細かなダイナミクスをそろえる難しさや表現の深さを味わいました。《第六の幸福をもたらす宿》では、旋律の受け渡しやハーモニーのバランスに苦労しながらも、リハーサルを重ねるごとに響きが磨かれていく過程が大きな学びとなりました。さらに《サウンド・オブ・ミュージック》では、音響デザイン専攻やミュージカルコースの皆さんとのコラボレーションが実現し、ステージ上で音楽と演劇が一体になった瞬間の高揚感は今でも思い出せるほど印象的でした。

コンミスとしては、まだまだ至らぬ点も多く、ザッツの出し方一つにも責任が伴い、指揮者と奏者を結ぶ架け橋になる難しさを痛感しました。それでも、先生方の助言や仲間の支えのおかげで、自分自身大変貴重な学ぶ機会となり、成長出来ました。

後期の演奏会では、この経験を糧にさらに成熟したフルートオーケストラの響きをお届けできるよう、メンバー一同精進してまいります。今後とも温かいご声援をよろしくお願いいたします。

 

管楽器コースは、各専門楽器でソロと合奏における音楽の追求を行います。その指導にあたるのは世界で活躍する演奏家をはじめ、一流の指導陣です。カリキュラムの特色は、合奏系の授業と演奏会の本番が豊富にあることです。聴衆に対する責任と緊張感は、演奏家としての成長を最も効果的に導いてくれます。室内楽、オーケストラ、吹奏楽をはじめ様々なアンサンブルを通じて、ソリストとしての能力に加え、柔軟な表現力を身につけることができます。それらを学ぶことは、プロの音楽家としての資質を高めると共に、問題解決能力という、これからの社会に必要な「人間力」を養うことにもつながります。