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現代邦楽コースが北京現代音楽フェスティバルにて公演

2025.05.26

5月17日(土)、中国・北京の中央音楽学院演奏ホールにて「洗足学園音楽大学日本現代邦楽コンサート」が開催されました。本公演は、中国最大級の現代音楽の祭典「2025北京現代音楽フェスティバル(BMMF)」の公式プログラムの一環として行われたもので、本学にとって中国における現代邦楽単独公演は初の試みとなります。

 

公演名:洗足学園音楽大学日本現代邦楽コンサート
    2025北京現代音楽フェスティバル(BMMF)
開催日:2025年5月17日(土)
会場:中央音楽学院演奏ホール(北京)
出演:
尺八:神 令
三味線:染谷美里
箏&十七絃:吉原佐知子
チェロ:藤村俊介
作曲・指揮:松尾祐孝

 

当日は、尺八・箏・三味線などの邦楽器にチェロ等の洋楽器を加えた編成により、現代邦楽の多様な音の響きを披露いたしました。プログラムでは、本学教員による作品や、日本を代表する現代作曲家の作品が取り上げられ、伝統と革新が交錯する芸術表現が観客を魅了しました。

特に、本学客員教授である作曲家・松尾祐孝先生の《揺曳の時 III》が初演されたことは大きな注目を集め、作曲者自身による指揮とプレトークを通じて、作品の深い思想が観客に伝えられました。また、現代邦楽研究所の神令さん、現代邦楽コース教授の吉原佐知子先生、弦楽器コース講師の藤村俊介先生、卒業生の染谷美里さんの演奏も高く評価されました。

公演後には、中国の音楽関係者より「日本伝統楽器の新たな可能性を感じた」「演奏水準の高さに感銘を受けた」との声が寄せられるなど、本学の教育・研究・演奏の成果が国際的に発信される機会となりました。

今後も本学では、アジアをはじめとする諸外国との音楽文化交流を積極的に展開してまいります。

〈2025北京現代音楽フェスティバル 概要〉
会期:2025年5月15日(木)〜20日(火)
会場:中国・北京 中央音楽学院 ほか
主催:中央音楽学院(中国教育部・文化観光部支援)
内容:現代音楽の普及、文化交流、若手音楽家の育成を目的とした、国際的音楽フェスティバル