教員・指導陣紹介Faculty Member

久保 哲朗 Tetsuo Kubo

[作曲]器楽/管弦楽

現在の活動

室内楽曲やオーケストラ曲等、様々な編成の委嘱をこなしたり、アレンジを行ったりとフリーの作曲家として活動をしています。また最近は、教育的な側面を持った現代音楽専門のアンサンブル団体創設に関わっています。現代音楽を中心に活動を行っていますが、同時に映画音楽や美術作品とのコラボレーション、吹奏楽等、さまざまなジャンルの作品も書いてきました。
何か特定の音楽に縛られない自由な創作態度を今後も示していければと思っています。

略歴

1992年生まれ。東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校、同大学音楽学部作曲科を経て同大学院作曲専攻を修了後、渡伊。
文化庁新進芸術家海外研修制度2年研修員としてミラノ音楽院にて研鑽を積む。ミラノ音楽院に在籍中、ミラノ音楽院賞2等を獲得。主な受賞歴として、東京藝術大学内に於いて安宅賞、第85回日本音楽コンクール作曲部門にて第2位及び岩谷賞、第34回現音新人作曲賞にて入選・聴衆賞、第86回日本音楽コンクール作曲部門にて第1位及び三善賞・明治安田賞、第28回芥川作曲賞ノミネートなど多数。
2015-16年度戸部眞紀財団奨学生。2017-18年度クマ財団奨学生。
作品は国内外の多数の音楽祭で取り上げられ、これまでにEnsemble REAM、Mdi ensemble、CONTAINER ENSEMBLE、Eutopia Ensemble、Quartetto Prometeo、東京交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、藝大フィルハーモニー管弦楽団、瀬戸フィルハーモニー交響楽団、Zsolt Nagy、Jean-Guihen Queyras等様々な団体、個人に演奏され、委嘱作品も多い。
これまでに作曲を室谷章、吉本隆行、西岡龍彦、川井學、小鍛冶邦隆、Gabriele Manca、Riccardo Piacentiniの各氏に師事。現在、洗足学園音楽大学、東京藝術大学非常勤講師。

指導方針

ヨーロッパへの留学を通じて特に感じたことは、音楽家は同時に教育者でもあるということです。なぜなら音楽に限らず、文化は継承し発展するものだからです。今、自分が活躍できているのは先人達が熱意を持って創作を続け、そして “継承=良い教育” を行ってきたからです。そうしたことを忘れずに自分も学んだこと、経験したことを次の世代に出し惜しみせずに、出来るだけ伝えていきたいです。
音楽は結局はそれぞれの好み、感覚の世界であり、また元来持った素養が大きく反映する芸術です。各生徒の適性を見極めつつ、一方で決めつけず常に生徒の希望や可能性を問いながら、共に音楽の新たな可能性を模索していけたらと考えています。