大学院

【レポート】『竹澤恭子客員教授特別レッスン』

2017.07.04
6月28日竹澤恭子先生のレッスンを受講させていただきました。
以前テレビで演奏されていた先生を拝見し、とてもエネルギッシュで情熱的な演奏に圧倒されたので、レッスンをしていただけることが、とても楽しみでした。
今回はドビュッシーのヴァイオリンソナタ第1楽章をみていただきました。フランス音楽特有の優れた色彩感のある曲です。一音一音デリケートで、とても神経を使わなくてはなりません。繊細な音で様々な表現をしたいのですが、どうしても肉厚な音になり、全体的に変化が乏しくなってしまいます。
身体の使い方、イメージなど実際に弾いて教えてくださいました。とてもよく響く素敵な音色で、憧れました。弓の使い方は難しかったのですが、自分の目の前でお手本を見せてくださり、何が原因かを探って丁寧にご指導くださいました。もっと、この曲に対するイメージや理想の音色を、自分なりに持たないといけないと、改めて思いました。
私の想像通りパワフルなお人柄の先生のレッスンは、音色作りの大切さを改めて気づかせてくださる大変有意義なものでした。これからは、より多彩な表現ができるように音色の種類を増やして、自分の音楽に活かしていきたいと思います。
竹澤恭子先生、そしてこのような素晴らしい機会を作ってくださった弦楽器コースの先生方、本当にありがとうございました。
院2 ヴァイオリン専攻 岩田優里愛