① 教職課程の履修を考えている皆さんへ
教職課程を履修することは音楽人として世の中に真に通用する力を身につける重要な学修の一つです。
趣味で習う音楽のインストラクターではなく、国が認める資格を得る勉強であり、「教育職員免許法」に基づいた科目の単位修得が必修です。 教育とは「人を育てること」です。世の中に通用する教師になるためにはグローバルかつマニアックな学問も必要であり、 そのためには、自らが謙虚さと忍耐強さをもって学んでいかなければなりません。専門のレッスンや数々の演奏会出演に加え、教職課程の履修が重なります。 強い意志の力を持って臨んでください。
ポイント1⇒教職課程とは教員免許状を取得するために
設定された科目群です。
国・公・私立を問わず幼稚園、小学校、中学校および高等学校の教員になるためには、 教育職員免許状(「教員免許状」)を取得しなければなりません。 教員免許状を取得するには、「教育職員免許法」に基づいて教職課程を履修し、
所定の単位を修得することが必要です。以下の3つの科目群があります。詳細は4月のオリエンテーションで説明します。
① 教科に関する科目(主に音楽に関する科目、卒業単位になります)
② 教職に関する科目(主に教職の基礎に関する科目、卒業単位になりません)
③ その他の教職必修科目(憲法、語学等基本的な科目、卒業単位になります)
ポイント2⇒教員免許状を取得するには、強い意志を持ち、
学び続けることが必要です。
教職課程の履修を始める理由は様々です。
教員免許状を取得するというだけの目的でしっかり取り組まないと、途中で履修を取り止めることになるのも事実です。
教職課程を履修する学生は、専門の音楽の勉強以外にピアノ伴奏力や歌唱指導等、教科指導に必要な技能を身につけることや、
生徒達を正しく指導するコミュニケーション能力等、幅広い資質、能力が必要です。
そのために2年生で2日間の特別支援学校、3年生で5日間の社会福祉施設の介護等体験、4年生で2~3週間の教育実習があります。
ポイント3⇒教員になるにはピアノの演奏技能(伴奏・弾き歌い等)
が必要です。
教職課程を履修するに当たって、【②大学の講義が始まる前に準備しておくこと】を確認し、必ず練習をしておいてください。
特にこれまでピアノの学習経験が無い方は、入学までにピアノの基礎的技能を身に付けてから、教職課程履修に臨んでください。
初回の授業で、練習してきた曲を演奏していただきます。