活躍する卒業生

管楽器コース

直井 紀和

私は現在スイスのバーゼル音楽院に留学し、勉強をする傍ら演奏活動をしています。
私の学生時代は、自分の音色を探し求め、なかなか見つけられずにいました。そんな時、出逢ったのが今の恩師であるエドガー・マニャク氏でした。
彼のメソッドや表現力に手応えを感じ、それがそのまま留学するきっかけになりました。
スイスでの毎日は、とても刺激的です。やはリ音楽が日常に根付いていると感じることが多いです。そういった文化の違いは、音楽にも表れています。例えば、音色はすごく明るいし、ピアノはとても繊細で、フォルテはとてもダイナミック。そんな違いに戸惑うことはありますが、プライベートな時間も音楽のことを考えて生活することで、少しずつ克服してきました。
洗足には素晴らしい先生方がたくさんいます。私は、師事していた先生とディスカッションを重ね、その背中を押してもらい、留学を決意しました。そして、今は「ヨーロッパで活躍したい」という新しい目標を見つけました。もし、皆さんが海外に出たいと思うならば、言葉や文化の違いを気にするよりも、自分自身が何をしたいか、という想いを大事にして下さい。そして、まず一歩踏み出し下さい。その先に、新しい夢との出逢いがあると信じて。

Profile
2009年度卒業
現在:バーゼル音楽院留学生

※プロフィールはメッセージ掲載時のものです。

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