教員・指導陣紹介Faculty Member

大萩 康司 Yasuji Oohagi

[ワールドミュージック]クラシックギター

現在の活動

2020年は5タイトルのCD録音をコンプリート、2021年チェリストの宮田大とのデュオ・リサイタル全国ツアー、国内での音楽フェスティバルへの参加(霧島国際音楽祭、いしかわ・金沢風と緑の楽都音楽祭2021、ムジークフェストなら2021など)、2020年よりコロナ禍での音楽家の活動を模索したオンラインでのレッスンや月額サブスクリプションでのオンラインライヴは2021年も継続中。

略歴

パリのエコール・ノルマル音楽院、パリ国立高等音楽院で学ぶ。
これまでにギターを萩原博、中野義久、福田進一、C.アルムス、A.ポンセ、O.シャッサンの各氏に、ソルフェージュを山田順之介、リュート、テオルボ、バロック・ギターをE.ベロックの各氏に、室内楽をL.アダディ氏に師事。
1998年ハバナ国際ギター・コンクール第2位、合わせて審査員特別賞「L.ブローウェル賞」を受賞。その後4年間イタリアのキジアーナ音楽院にてO.ギリアに師事し、4年連続最優秀ディプロマを取得。
2000年にビクターエンタテインメントから専属アーティストとしてデビューアルバムをリリースし、デビューリサイタルを東京文化会館にて行う。ルネサンスから現代まで、ソロ、室内楽、協奏曲と多彩なレパートリーを持つ。活躍は国内外に幅を広げ、2003年に行ったワシントン·ケネディ·センターでの初公演は、インターネットにより全世界に同時配信された。
2005年にはキューバの音楽見本市「CUBADISCO 2005」にクラシック·ギタリストとしては日本人では初めて招かれ、キューバ国立交響楽団(セナイダ·ロメウ指揮)とアランフェス協奏曲を演奏し、大成功を収めた。
2010年にはキューバにてオルケスタ·シンフォニカ·ナシオナル創立50周年の記念コンサートに出演、ピアソラ「ギターとバンドネオンのための二重協奏曲」を演奏し、好評を博した。同年、フルート、ヴァイオリンとのトリオで国際交流基金によるカナダ5都市ツアーに参加したほか、上海でのギター·フェスティバルにも出演。
2014年、モスクワのチャイコフスキー・ホールで開催されたギター・ヴィルトゥオーゾ・フェスティバル、台湾国際ギターフェスティバル、コロンビアのボゴタで開催されたコンペンサール・ギターフェスティバル、日本・キューバ国交400年記念事業として行われたキューバ、ハバナ市のホセ・マルティ劇場での公演などにソリストとして招かれた。
2015年セイジ・オザワ松本フェスティバルではサイトウ・キネン・オーケストラに参加し、ベルリオーズのオペラ「ベアトリスとベネディクト」を演奏するなど国内外の音楽祭でもその個性を発揮している。NHK「トップランナー」「スタジオパークからこんにちは」やMBS「情熱大陸」、テレビ朝日「題名のない音楽会」、TX「たけしの誰でもピカソ」等メディアへの露出も多数。

2015年から3年にわたってハクジュホールで行ったセルフプロデュース「ギターと声」で波多野睦美との共演によるカステルヌォーヴォ=テデスコ「プラテーロとわたし」全曲演奏(2016)や権代敦彦作曲「愛と死」のヴォーカルアンサンブル”ヴォクスマーナ”との共演による世界初演(2017)などギターの可能性の拡張にも力を注いでいる。2019年には、初の自主レーベル「MARCO CREATORS」を立ち上げ、カステルヌォーヴォ=テデスコ「プラテーロとわたし」28曲全曲を録音。2010年から秋吉台国際芸術村で毎年行われている秋吉台ミュージック・アカデミーでは講師を務めるなど若手の育成にも力を注いでいる。
2000年のデビューからこれまでに20枚のCDおよび2枚のDVDをリリース。
第6回ホテルオークラ音楽賞、第18回出光音楽賞受賞。
洗足学園音楽大学及び大阪音楽大学客員教授。

公式HP http://ohagiyasuji.com

指導方針

これまでのフランス留学や、舞台で得た現場での経験を生かし、生徒1人1人と真正面から向き合い、それぞれの個性の良さを引き出すため全力を注ぐことに力を惜しまず取り組む。