教員・指導陣紹介Faculty Member

田 大成 Taisei Den

声楽

現在の活動

2005年9月により国立陝西師範大学音楽学院学院長、声楽科教授を就任。日中オペラ研究プロジェクトの芸術総監督を務め、東京芸術大学の教官と学生を招き、日中合同制作オペラ「カルメン」(2007年)、「アイーダ」(2009年)、「ドン・ジョヴァンニ」(2011年)を中国西安市で初公演、特に「ドン・ジョヴァンニ」(2012年1月)が日中国交正常化40周年記念特別公演として北京国家大劇院で行われ、大反響を得た。

略歴

中国四川省出身。中国国立陝西(せんせい)師範大学音楽学院(中国西安市)学院長、声楽科教授。1989年に東京芸術大学に留学、98年大学院博士課程を修了、音楽博士号(声楽)を取得。98年より2年間にわたり、東京芸術大学音楽学部客員研究員。三林輝夫、中村浩子各氏に師事。また、98年パリ短期留学、モラーヌ、クレスパン両氏の指導を受け、細やかな感受性と豊かな表現力が両氏に高く評価された。そのほか、イタリアのテノール歌手テッラノーヴァ氏から多くの指導を受ける。NHK-FM「土曜リサイタル」、テレビ朝日「題名のない音楽会」に出演。93年虫プロダクションの長編アニメ映画「ライヤンツーリーのうた」の主題歌を録音。95年、アサヒビール音楽賞を受賞。「ティレジアスの乳房」、「カルメン」、「アイーダ」、「ドン・ジョヴァンニ」などのオペラに出演。「第九」、「レクイエム」、「メサイア」などのソリストとして活躍している。数々のリサイタルが開催される。「田大成フランス歌曲アルバム」、「田大成 フランス&イタリア・オペラ・アリア集」、「一衣帯水 田大成 中国&日本・名歌集」がリリースされる。発表論文:「フォーレ歌曲集「優しき歌」――詩と音楽」(北京『中央音楽学院学報』2005年)著書:「オペラ演奏と研究」(陝西師範大学出版社2012年)。