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作曲コース卒業生紹介
 山口 淳(やまぐち じゅん) (1994年卒業)

1994年に音楽学部作曲コースを卒業した山口淳さんは、九州に縁を持ち、2001年にニューヨークに移り住んだ2ヶ月後に同時多発テロにも身近に遭遇したという、1980年以降のヨーロッパの前衛音楽に根ざした現代作曲家です。

洗足学園音楽大学卒業後、とある出会いから九州大学大学院芸術工学府修士を修了、1996年からは第6回秋吉台国際作曲賞にて山口県知事賞(第2位)、第13回現音作曲賞新人賞入選、1999年に第20回入野賞受賞、2001年にISCM「世界音楽の日々」横浜大会入選のなどの受賞を重ねながら、ACC(アジアン・カルチュラル・カウンシル)の招きで渡米し2002年までニューヨークに滞在しました。
帰国後は2003年の第72回日本音楽コンクール作曲部門入選、作曲家集団グループNEXTなどのグループによる作品発表の他、アルセナーレムジカ国際現代音楽祭など海外でも作品が演奏されています。
2005年からの4年間は福岡に、その後は東京に住み、作風は現代作曲家ブライアン・ファーニホウ(1943-)などに影響を受ける一方、日本の伝統音楽にも強い関心を示しています。

1997年に書かれた「風の廻る庭」は、笙とフルート、クラリネット、ヴァイオリン、チェロ、打楽器、ピアノのための作品で、笙、フルート、クラリネットには声を出して歌うことも要求されているようです。


山口 淳   山口 淳

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 溝口 佳洋(みぞぐち よしひろ) (2010年卒業)

溝口佳洋1
2010年に音楽学部作曲コースを卒業した溝口佳洋さんは、神奈川県で音楽教育と吹奏楽指導を行いながら、多くの演奏家やスクールバンドからの依頼を受けて作・編曲を行っています。中・高生向けのアンサンブル作品「夏のスケッチ」(Sax.3重奏)、「鳥の眺める朝 」(Sax.3重奏)、「パート・オブ・ユア・ワールド」(金管5重奏)、「いつか王子さまが」(Fl.4重奏/Cl.4重奏)、などがウィンズスコア株式会社から出版されています。
在学中は、4年時に作曲した「Bright Youth Fanfare」が、2009年に行われた第1回音楽大学オーケストラ・フェスティバルの洗足学園音楽大学代表のファンファーレとして選抜されたり、卒業作品『オーケストラのための「メロディック・セリエリズム」』は成績優秀賞を受賞しました。 また、作曲のみならず、4年間履修した演奏会実習『延原正生ゼミ』では、編曲法の実践的な研究にも励み、クラシックに限らない既存の楽曲を新たな室内楽曲として再成立させる書法を多く学んだとのことです。現在も同ゼミのDIPLOMEに所属しています。

溝口佳洋2
溝口佳洋
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2009年3月に、延原ゼミが神奈川区民文化センター・かなっくホールの区民応募企画に選ばれ、コンサート「都会にもあります!究極の癒し空間へようこそ」を開催した際に、第1部は子守歌を特集、溝口さんは「 東神奈川の子守歌」を作曲しました。

最近では、今年6月に行われた延原ゼミコンサート「新たな門出~レパートリーの探求~」でも、溝口さんのかつての編曲作品が演奏されたり、このコンサートのために改作したりと、今も現役生に楽曲を提供しています。


 西條 太貴(さいじょう たいき) (2012年卒業)

西條 太貴

2012年に音楽学部作曲コースを卒業した西條太貴さんは、 現在、ウインズスコア株式会社に勤め作編曲に携わっている傍ら、 伴奏ピアニストとしても活躍しています。
また、在学中には前田記念奨学金を受けたほか、 第1回洗足現代作曲コンクールB部門で第3位に入賞しました。

ウィンズスコアでは、アンサンブル曲や合唱曲の編曲をメインに行っているそうです。

西條 太貴
ピアニストとしては、本学延原正生ゼミの卒業生グループのNOBU-ZEMI DIPLÔMÉに所属、 2013年12月にも本学作曲コース統括教授の山田武彦先生作曲作品「シャンソン」を、 やはり卒業生で同グループのソプラノ・会田麻由さん、クラリネット・安本夏海さんと共に演奏しました。 この作品は、「シュウマイ、ラーメン、チャーハン〜」と中華料理のメニューが歌詞として用いられ、 さまざまなシチュエーションのストーリー仕立てで演奏することのできる楽しい曲です。

ヤマハ横浜店B1F music HARBORで行われた、延原ゼミコンサート「NHZ紅白音合戦」では、 中華街に現れた中華料理好きの女性を想定して、紅組のトリとして「シャンソン」が演奏されました。 「クラリネットポルカ」が引用されたり即興的に場や曲を繋いだりして、 ピアノパートは曲全体をかたちづくる重要な役割を担っています。


学内におけるリハーサル時の写真です。 衣装や演出を考えていく過程は、演奏者としてもとても楽しんでいるようです。

※プロフィールは記事掲載時のものです。