洗足現代音楽作曲コンクール〜作曲家、演奏家、聴衆が創る新しい現代音楽の世界〜
洗足現代音楽作曲コンクール 譜面審査について

本学にとって初の作曲コンクールとなる洗足現代音楽作曲コンクールを開催することとなり、9月末を締め切りとして作品を募集したが、A、B両部門に多くの応募をいただいた。まずはこの場を借りてお礼申し上げたい。このコンクールが新しい音楽作品の創造の場となり普及の一翼を担うことを期待するとともに、審査委員長としてその責任の一端を預かり身の引き締まる思いである。

平成23年10月12日(水)、譜面審査会を行った。審査員は事前に匿名のスコアを閲覧できる時間が与えられ、審査会は議論を中心に行われた。

A部門の審査だが19作品の応募があり多くの力作が並べられたが、まず本学の指定する編成と異なるものが数作品見受けられ、これについて議論した。ピアノを含むものやハープを含むものなど作品によって様々だが、本コンクールは後の再演等の事情も考慮し編成を定めているため、力作もあったが本選会への選出は見送った。続いて審査員がそれぞれの作品へ得点を付けたものを集計し、その結果に基づいて議論を行ったが、音楽面や技術面で審査員から様々な意見が聞かれた。まず2作品については総合得点が高かったため、これを入選とした。続いて同点が集中したため議論により2作品を選出したが、惜しくも本選会に選出されなかった作品もあった。

B部門は14作品の応募があった。A部門のように編成の違うものはなく、様々な音楽が見受けられた。A部門同様に審査員はスコアを事前に閲覧することができ、それぞれの作品に得点を付けた。その集計結果に基づいて議論を行い、得点順に入選とした。5作品を入選予定としていたが上位5作品以外にも力作が多数見られ、議論の結果もう1作品を入選とした。

以上のように本選会への選出が行われたが、続く演奏審査での実際の響きに期待したい。

平成23年 11月 1日  
    
審査委員長 小嶋貴文
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